2015/05/12 Tue  22:00
虹の橋の話・・・27

ジョンくんの家は体が大きいだけあってぼくの家より大きかった。

「あっ、お母さんと臣兄ちゃんの写真がある!」

ジョンくんはうれしそうだ。

「お庭はどんなんだろう・・・」

ジョンくん、早速庭に出ていった。

「あっ、あじさいがある。ぼくの家に植えてあったのと一緒!」

ジョンくん、最高の笑顔。

「太郎さん、ありがとう」

ジョンくんは泣きながら言った。

「一緒のお花があるといいかなと思ってね」

「うん、うん、すごくうれしいよ」

「これからはここに住んでる友達と暮らしてお迎えが来るまで待っていなさいね」

「はい!」

ジョンくんは涙をぬぐいながら元気よく返事した。

「じゃ、ぼくはまだ仕事があるから詳しいことは茶太に聞いてね」

歩いていく太郎さんにふたりで手を振った。


「ジョンくん、素敵なおうちだよ。」

「ありがとう、ぼくも気に入ったよ」

「ここではお日様が沈まないんだ。みんなと遊んだりのんびりしたりして過ごすんだ。」

「お友達できるかな・・・」

「ぼくが紹介してあげる」

「ほんと?うれしいなぁ」

「みんなぼくくらいだから、ジョンくん見たら大きくてびっくりするかもしれないよ」

「そっかー・・・、ぼく、怖くないよね?」

「ジョンくんは優しい顔してるからちっとも怖くないよ」

ジョンくんはにっこり笑った。

「ここの時間の流れって生きていた時と違うんだ。人間の世界は太陽が昇って太陽が沈んだら次の日が来るんだけど、ここは人間の世界の1年がここでは1日なんだ。だから、ぼくのかあさんやジョンくんの家族が迎えに来るのに日にちはみじかくて・・・。遊んでいたらあっという間かもしれないから。楽しく遊びながら待っていようね」

「何年も待たなくていいんだ、よかった」

「それに、様子を見に行ったりもできるから寂しくないよ」

「ぼく、時々帰ってみるよ」

「ぼくはしょっちゅ帰ってるんだ、寂しいからね」

二人でクスリと笑った。


「いつも一緒に遊ぼうね」

「うん」

ぼく達は友達になった。
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2015/04/23 Thu  17:18
虹の橋の話・・・26

ジョンくんはとても愛されて生きてきたんだって。

お母さんが大好きなジョンくん。

いきなりの別れで寂しんだって。


「ぼくのお家にはお花がたくさん咲いてたんだ。それを見るのが大好きだったんだよ」

ジョンくんはニコニコして言いました。

「お花、きれいだもんね。ぼくのかあさんはよく枯らしてたけどね。お花は大好きだったよ」

「臣兄ちゃんは筋引きなんとかってのをしてみんなに喜ばれてるんだ。」

「筋引きなんとか?」

「うん、みんなの痛いとこを治してあげるの」

「お医者さんみたいなもんかな?」

「ちょっと違うけど、魔法の手を持ってるんだ。手で触ると痛いとこが治るんだよ」

「すごーーい!魔法使いなんだ!」

「えへへ・・・」

ジョンくんは照れていた。


「ジョンくん、おや、茶太も一緒なのかい?」

あっ、太郎さんが来た。

「ジョンくん、寂しそうだったからお話してたんだ」

「そうか、ありがとう」

「ジョンくんの家の準備ができたから呼びに来たんだ。茶太も行くかい?」

「うん、ジョンくん、行ってもいい?」

「大歓迎だよ!」

3人は仲良く歩いて行きました。

2015/04/07 Tue  00:18
虹の橋の話・・・25

ぼく、茶太です。

今日もいい天気なので丘の上までお散歩に来ています。

「お母さん、臣兄ちゃん。。。」

泣きながら叫ぶ声が聞こえた。

走って声がする方まで行ってみた。

金色の毛の大きな犬がいた。

「どうしたの?」

ぼくは話しかけてみた。

「さっきまでお母さんと臣兄ちゃんといたのに、太郎さんって犬が来てここに連れてこられたの。。。」

大きな犬は泣きながら言った。

「大丈夫だよ、ここは虹の橋のたもとだよ。地上で生きてた動物たちが死んでから来る国なんだよ」

「やっぱりぼく死んじゃったんだね。ぼくふわふわ浮いてて寝てるぼくを見てたんだ。お母さんと臣兄ちゃんに話しかけてるのに、寝ているぼくを撫でながら泣いていた。何日かお母さんのそばにいたんだけど太郎さんって犬にここで待っててっておいてけぼりにされたの。。。」

「ここは犬の国が見渡せるからね。寂しかったんだね。名前はなんていうの?」

「ジョンだよ、ぼくレトリバーなんだ。」

「ジョンくんか、ぼくは茶太だよ。太郎さんが来るまで話してようか。」

「仲良くしてくれる?」

「うん、当たり前だよ」

ぼくたちは野原に座って話していた。

「お母さんたちには会いに行けるから大丈夫だよ。」

「ほんとに?ぼくだってわかってくれるかな」

「それは難しいかも。。。だって、ぼくたちの姿は見えないからね」

「そうなんだ・・・」

「でもね、きっとわかってくれるよ。だってぼくたちは家族だったんだから」

「うん、そうだね・・・、でも、さみしいよね」

「同じこと思ってる子がここにはいっぱいいるんだよ。だから泣かないで」

「うん・・・、うん」

ぼくはジョンくんの頭を撫でてあげた。

2015/03/04 Wed  00:25
虹の橋の話・・・24

「みんな、お待たせ!」

りんごちゃんがお仕事を終わらせて大きな木の下に来た。

「ここは日差しが強くても葉が茂ってるから涼しいのよ」

すずちゃんはいつもここで本を読んでるからよく知ってる。

「私、まだ来たばかりで何もわからないから教えてくださいね」

ベスちゃんはペコリとあいさつした。

「一番長いのはりんごちゃんだよね?」

ぼくが言った。

「私、天使3年生だよ」

と、りんごちゃん。

「で、茶太くんとSHUNくんが2年生」

「私とベスちゃんが1年生」

と、すずちゃん。

みんな話してるとこにSHUNくんが来た。

「ぼくも入っていい?」

「いいよ、今日はみんながおやつ持ってきてくれたの」

「りんごちゃんはお仕事だったの?」

「うん、今日はちびっこがたくさん来たの、あの人好きの村から」

「人好きの村って?」

ぼくは知らなかった。

「私たちみたいに人友の村は人間と一緒に住んで人生を全うした子の村。人好きの村は捨てられたり虐待にあった子が住む村なんだよ。ホントは人間が大好きなんだけど一緒に住めなかった子がいるんだ」

りんごちゃんは続けた。

「私たちみたいにどんな年にでもなれるんじゃなくて、ちびっこのままなんだって。本来一緒に住むはずだった人がいつ来てもいいように・・・」

「じゃあ、必ず誰かが迎えに来るんだね?」

「うん、誰にでも家族はいるんだよ」

「よかった」


まだまだぼくの知らないことだらけだ。

ここのこと、もっと知らなきゃ。

かあさんが迎えに来た時に教えてあげるんだ!


今日はベスちゃんの天使になったお祝い会。

時間は気にせずにいっぱい遊んでもっと仲良くなるんだ。

お友達が増えるのはいいことだから・・・。

僕たちは仲良くやってるからね。

2015/03/01 Sun  21:27
虹の橋の話・・・23

「すずちゃーーん!」

大きな木の下ですずちゃんは本を読んでいた。

「茶太くん、どうしたの?あれ、その子はお友達?」

「さっき、知り合って友達になったんだ」

「エリザベスです。ベスって呼んでくださいね」

ベスちゃんはペコリとお辞儀した。

「私、すず。よろしくね」

二人で手をにぎにぎした。

「これからりんごちゃんのとこに行こうと思ったんだ。一緒に行こうよ」

「うん、いいよ」

「でも、りんごちゃん食いしん坊さんだからおやつもっといるよね」

それで、すずちゃんちのおやつの実を取りに行ってりんごちゃんのとこに向かった。


「りんごちゃん、休憩におやつはどうかな」

みんなで駄菓子屋さんに入った。

「あっ、茶太くんとすずちゃん。あれ、新しいお友達?」

「エリザベスです。ベスって呼んでくださいね」

またベスちゃんペコリとお辞儀。

「こちらこそ仲良くしてね」

またまたお手々をにぎにぎ。

「あいさつはそれくらいにして、おやつにしようか」

「りんごちゃん食いしん坊さんだからたくさん持ってきたよ」

「うわぁ、すずちゃんありがとう」

  
それから4人でベスちゃんの話を聞いたり、遊びに行く約束をした。

プロフィール

ちゃた23

Author:ちゃた23
広島住みのメンタル弱めな奴です。
平成22年7月31日に愛犬茶太を13歳で虹の橋に送りました。まだまだ、ペットロス中です(⁀・ω・⁀)
只今、メンタル弱めの為に通院・療養中です。
子宮関係の治療の為に通院・治療中です。
つまんない日常の出来事を書いております。
良かったら、立ち寄ってください。
デコ職人してます。気軽に声をかけてください。
ハンネの「23」は茶太の誕生日(#^^#)(年齢ではありません(笑))

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